北海道のエリア分けと旅程について

 北海道を旅行しようとおもったときのとまどいポイントの一つに、道内の距離の感覚がつかめないという点があると思います。この想像のつかなさは、たぶん北海道の広さやまちとまちの間の距離の広さに起因していて、本州を旅行するのと北海道を旅行するのとは感覚が異なり、実際に一度旅行をしてみないとイメージがわかないというところがあります。

 行き先さえ決まっていればまち間の距離・移動時間を調べるツールはいくらでもありますが、個人的な感覚では、ミクロなところから日程を詰めていくとスケジュール組みに制限が出てきたり、当日の行動に融通が利かなくなりがちです。また、目的地がはっきりと決まっていない段階では、具体的なところから旅程を詰めていくというのはちょっとやりにくい方法だと思います。

 

 

 個人的には、北海道をエリア分けして考えるということがおおまかな旅程を立てるときには有効で、私は主に(1)移動時間(2)一日の行動範囲 の目安を考えるときに「エリア」を使っています。

移動時間

 エリアをまたぐ場合は日帰り不可が一つの目安。到着地があるエリアを出ない旅行の場合は「移動時間+行動時間≦一日」、エリア外に出る旅行の場合は「移動時間往復1日+行動時間」という感じでおおまかな旅程を組み立てます。行き先や交通手段によって多少のブレは出てきますが、この原則を使うとおおむね無理のない予定が立てられます。

一日の行動範囲

 一日の行動範囲は、同一エリア内に収めるようにします。(1)のとおり、エリアまたぎには時間がかかります…。なので、エリアをまたいで移動しながら観光しようとするとかなり駆け足になり、ゆっくり楽しむのが難しくなります。一日の行動範囲はエリアを超えないのが安全。

 

 

北海道のエリア分けについて

 北海道のエリア分けにはいくつかの方法がありますが、上の原則を使って旅程を立てる場合には「道北/道央/道南/道東」の分類で十分だと思います。この四分類をつかって北海道を色分けすると大体こんな感じ。

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各エリアの有名な観光地をいくつか挙げると、こんな感じです。

 道北エリア:稚内・旭川・富良野

 道央エリア:札幌・小樽・ニセコ・登別

 道東エリア:釧路・根室・知床

 道南エリア:函館

 

エリアを使って旅行の日程を立ててみる

 4エリア分けと、エリアまたぎの原則を使ってこんな旅行をしてみました。

■ 小樽(道央エリア)

■ 積丹(道央エリア)

 

  AM往路~観光~PM復路

小樽と積丹はどちらも札幌と同エリアにあるため、札幌から日帰り可能。

 

■ 稚内(道北エリア)

 

 

 

 

 

 

エリアをまたぐため、往復の移動に一日必要。

今回はせっかくなので途中旭川(道北エリア)に寄ることに。旭川→札幌もエリア越えになるので、札幌→稚内のエリア越えと合わせて2エリア越えとなり、少なくとも二泊必要。

 1日目:AM往路→夕稚内観光

 2日目:朝稚内観光→寄り道しつつ旭川へ移動→PM旭川

 3日目:AM復路

 

■ 釧路(道東エリア)

 

 

 

エリアをまたぐため、移動に一日必要。自由時間を一日確保。

 1日目:AM往路→PM釧路観光

 2日目:まる一日釧路観光

 3日目:AM復路

 

  使用する交通機関によって多少状況が変わります。例えば飛行機を利用することで移動時間の短縮が可能になったり、逆に運行されている便に合わせると、エリア分け原則を使って立てた予定にプラス一泊する必要が出てきたりします。

 ただ、大まかな計画を立てる時点ではエリアまたぎの原則は結構有効です。一つ行きたいまち(またはエリア)を決めて大まかな日程を立て、「一日の行動範囲は1エリア内に収める」の原則で立ち寄れる観光地を探してみる、という方法で旅行を組み立てると、無理のない日程を立てやすいですよ。旅程を考えるときの一つの参考になればと思います。